インターネットで色々なコトが検索でき、何でも調べることができる時代になったにも関わらず、できない子供が増えているコトをご存知ですか?
学校で雑巾を使って掃除をしようとしたら雑巾の絞り方が分からない、骨付きの魚を料理で出したら食べ方が分からない、骨がついているから食べれるのかも分からない、お米の研ぎ方が分からない、炊飯器でご飯が炊けた後にごはんをかき混ぜると言われても、かき混ぜ方が分からないと言う子供が増えています。
なんでも調べることができる時代にも関わらず、できない、わからないということが多いのが現状です。
その理由は、子供が家事に参加していないことが大きいようです。
共働き家庭だと、親が作って用意した料理を子供だけが先にご飯を食べたり、コンビニでできたものを買って食べたりするので料理を作る光景を目にしていないからです。
学習は、机に座って調べるだけが勉強ではありません。
人がしている所を実際に見る、一緒にしてみる、ということがいちばん大事なのです。
リンゴの皮むきができなくても、リンゴの皮を剥いている所を見るだけでも包丁の使い方や持ち方を子供は自然と覚えるのです。
子供と一緒に料理をすることは決して悪いコトではありません。
学校の家庭科では料理の基本は教えてくれますが、我が家の隠し味などは学校の家庭科の授業では教えてくれません。
あくまでも学校の家庭科で教えてくれるのは、料理本に載ったやり方なので料理本に載ってない食材を隠し味でプラスすることはありません。
また、家庭家の実習はグループですることが多いので、食材に触ることができない子供もいるのです。
家庭家の調理実習などのグループ授業では、そのグループの中でいちばんできる子が率先して料理をしてしまうので、食器しか洗わない子、食材をひたすら切る子、といった風に役割が自然に決まってしまいます。
だからこそ、家庭で親が子供と一緒になって料理をしてあげる時間が本当は大切なのです。
魚もスーパーで刺身になってしまったモノではなく、頭と尻尾がついていて、この魚はこんな形なんだよ、と教えてあげることは子供の探究心や学習意欲を引き立たせることもあります。
また最近の学校では家庭家の授業でも包丁を使わないという所も増えて来ているので、家庭で包丁の持ち方や危険性を教えてあげることも親としては大事なのです。
特に共働きで親思いの子供は、家庭家で料理を習って来たら親のために作ってあげようとします。
その時に危険なコトを子供が理解していないと火事を起こしてしまったりして、取り返しのつかない事態に発展してしまう恐れがあります。
そうならないためにも、子供と一緒に料理ができる時間がある時は一緒に料理をしてあげましょう。