生きていると、人間は病気になります。
病気になりやすいヒトもいれば、病院とは無縁と言う様な病気にならないヒトもいます。
また病気には女性特有の病気、男性特有の病気があります。
男性特有の病気と言えば前立腺肥大が圧倒的に多いです。
前立腺肥大は、男性が年齢を重ねれば重ねる程、発症しやすいといわれていますが早期発見がしやすい病気です。
前立腺肥大を放置していると、前立腺がんに悪化する恐れはありますが、症状も分かりやすいとは言われているので、本人が気がつきやすい病気ではあります。
しかし前立腺という部分から病院に行きにくい、と思う男性が多いです。
女性の特有の病気で多いのが、子宮がんと乳がん、子宮内膜症です。
中でも、子宮がん乳がんは、男性の前立腺肥大とは異なり年齢を重ねたからなりやすい病気というわけではありません。
10代後半で発症する女性もいれば、40代50代になってから発症したという女性もいます。
むろん人生が終わる時まで、発症しなかったという女性もいます。
しかし、乳がん、子宮がんという病気は、ガンという病気もありますが、女性にとって子供を産み育てるために必要な体の一部なのです。
故に発症が若い女性であれば、将来子供が産めない身体になってしまうのではないか、温かい家庭が欲しかったのにもう子供を産むことができない、という精神的なダメージも相当なモノです。
それは、子育てが終わった40代50代ならそういった精神的なダメージが少ないのかと聞かれたら、そうではありません。
乳がん、子宮がんは、女性の身体の一部を手術で切除してしまうため、女性の身体なのに胸が片方しかない、子宮がない、ということで想像以上のダメージを受けることは当たり前です。
胸を切除すれば、洋服を着た時に胸元のバランスが悪い、胸元が開いている洋服を着るコトにためらいがでてしまうというのは当たり前のことです。
胸を失ってしまうことで自暴自棄になる女性は多いです。
さらには、乳がんや子宮がんは将来的に再発もしくは前回とは違う方がガンになるかもしれないという確率が高いです。
乳がんの手術から2年も経たないうちに子宮がんと宣告された、という再発のリスクがあるのです。
そのため女性にとっては子宮がんや乳がんは、深刻な問題なのです。
病気と闘うとなれば、必要になってくるのが心の支えやよりどころです。
胸がなくなる、子供が産めなくなるというのは、残酷な現実なのです。
こういう時、夫やパートナーは女性を精神的に支えてあげることが重要になってきます。