産婦人科医が減っている日本

投稿者: | 2017年8月14日

少子化という理由からではなく、産婦人科の医師が日本から減って来ています。

また産婦人科の医者でも、個人開業の産婦人科だと出産まではしないという所が増えています。

出産は設備や救急医療が整った附属病院や大病院で行ってもらい、途中までの妊婦検診はしているというケースが個人開業では多いです。

もちろん、そこの個人開業病院と附属病院や大病院との繋がりはあるので、途中で附属病院や大病院にバトンタッチしても何も問題はありません。

出産までしている個人開業の医院は、日本では減少し続けています。

その理由は、医者側ではなく患者側に大きくあります。

本来、出産とは産まれてくる赤ちゃんや母親の命を奪う程、リスクが非常に高い出来事なのです。

母親は無事だったけど死産だった、というケースがレアなわけではありません。

むしろ、出産に関するリスクは年々、増加しているのです。

その理由は、女性が正社員として妊娠後も出産寸前まで働いているので妊婦の定期検診にキチンと来ない、出産後の費用が心配で妊娠していても一度も病院に来ない、という妊婦が増えているからです。

そもそも、妊娠が明確化しても安定期に入るまでは、ちょっとしたことでスグに流産してしまいます。

安定期に入っていても、転んだり階段から転落したりという事故で流産してしまったというケースも多数あります。

そんな状態の中、いきなり初診で産婦人科の病院に駆け込んできても医者が対応することが難しいです。

それでも一生懸命、医者なりに手を尽くしたにも関わらず、医療ミスをしたと言いがかりをつけられ裁判になることが増えています。

中には、お腹の中の子供が助からなかったのは医者が悪いと医者を殴る患者もいるくらいです。

きちんと定期検診を受けていれば回避できた流産がたくさんあるのです。

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