結婚したら家事は分担でするか、当番制にして交替で家事をしようと決めている夫婦が最近は多い様です。
その背景には、女性の社会進出が大きく影響を与えています。
妻がパートではなく正社員として企業に勤めているのであれば、男性が社会に出て仕事をしているのと同じだからです。
夫が仕事で大変であるなら、妻も同じなのです。
自分1人で暮らしているなら、残業で遅くなってもコンビニで買って食べればいいや、という楽ができます。
しかし、結婚していたらパートナーの健康面も考えなくてはいけないし、今日は疲れたからコンビニのお弁当にしようというのも、夫婦でいるコトに意味があるのか分かりません。
結婚すると、独り暮らしの様な気ままな生活はできません。
仕事から帰って来たら、靴は縫いでどこら辺に転がしておいて、服も脱ぎっぱなしにしていても独り暮らしであれば誰も文句は言いません。
ところが、結婚をして夫婦になると、付き合っていた時にはなにも言われなかったコトで言われる様になります。
靴を脱いだらキチンと揃える、服を脱いだらハンガーにかける、下着類は洗濯機に入れるなど、色々と気を使わなくてはいけません。
自分が面倒だなと感じるコトも、相手からすれば面倒だと感じることもあるのです。
仕事をしているから掃除は週に1回しかしないという人もいれば、仕事をしていても毎日掃除をする、というヒトもいます。
寝具は毎日交換しないと気持ち悪くて眠れないというヒトもいれば、毎日交換しなくても気にならないというヒトもいます。
そのため家事に対する考え方も違ってきます。
自分にとっては手抜きと感じるやり方でも、相手がそう感じていないこともあります。
家事を分担するにしても、相手のやり方で妥協できるコトは妥協をしなくてはケンカにしかなりません。