日本では結婚して入籍をする際に、夫になる男性側の名字にするか妻になる女性側の名字にするか選ばなくてはいけません。
一昔前では、結婚したら男性は家庭を守るために外で働き、女性は家庭に入り子育てをしつつ家事全般をして夫が仕事をしやすいようにサポートするという風に役割分担がキッチリしていました。
しかし、現代は女性が外に働きに出て夫婦共に正社員として働かないと住宅ローンを組むのが難しいという程に不景気です。
そのため、女性もキャリアウーマン並みにバリバリ働いて出世を目指して正社員として頑張っている女性も多数います。
そのため、結婚して名字が変わるとなると、仕事に支障が出るので働いている女性の多くは結婚後も仕事上では新しい名字ではなく旧姓を使っているというケースが非常に多いです。
名字が変わってしまうということは、取引先やお客さんに名字が変わることを伝えなくてはいけません。
そうなると、名字が変わってしまったことで取引先とすれ違ったり会話が上手く噛み合なかったり、連絡ミスが発生するということが増えてしまいます。
相手の顔を見て話しをすれば名字が変わっていても会っている時であれば、会話がスムーズに進みます。
しかし、名字が変わってしまった本人が側にいないと、他人から『○○さんからこういう伝言を預かっています』と言われてもピンときません。
中には『○○って誰だ?どこかの売り込みだろう』と思って、伝言を聞かずにスルーされてしまうことがあります。
しかし、一方で名字がとても変わっている斬新な名字だった場合、逆に取引先に覚えてもらいやすいこともあります。
佐藤さんや山田さん、田中さんなど多い名字だと他の営業マンと名前が被ってしまい、覚えてもらえない、他の人と勘違いされてしまうというコトもあります。
逆にそういう名字から一風、変わった名字にすると覚えてもらえて仕事のやりとりがスムーズになったというヒトもいます。