事故車や高年式車の処分の仕方はどうしたらいい?

廃車手続きには一時抹消登録と永久抹消登録の2つがありますが、その違いが分かりますか?その他には輸出抹消登録というものもあるのですが、一般個人にはな じみのない廃車手続きになります。

この一時抹消登録とは、クルマを一時的に廃車にすることです。この場合、クルマ自体は無くなりません。何故、このような制 度があるのかといえば、主に税金の対策のためです。自動車税は排気量に応じて1.0リッター以下なら29,500円、 1.0超〜1.5リッター以下なら34,500円、1.5超〜2.0リッター以下なら39,500円と大体3〜4万円かかります。

納期は原則として5月中で、毎年4月1日時点の所有者 に対して、5月頃に都道府県から送付される納税通知書によって納める必要があります。さらに車検などの期日が近い場合、プラスで5万円程度、整備費用で3万 円〜5万円程度は必要になります。これら税金関係、整備関係だけで約10万円〜15万円程度の出費になります。

クルマを所有し、運転しているなら、このよう な税金も仕方ありませんが、長期に渡って、運転をしていない場合、また海外や地方への長期の出張のため、クルマを使っていない場合には、ムダの経費になりま す。

そのような場合、陸運局にて一時抹消登録の廃車手続きを行うことで、クルマを処分しなくても、税金については免除されます。それに対して、永久抹消登録 の廃車手続きとは、クルマを解体し、パーツに分解することで、クルマ自体がこの世からなくす処分のことです。

この永久抹消登録の廃車手続きは個人で行うこと は難しくなります。クルマを処分した証明書を自動車解体業者などからもらう必要があるからです。解体後は業者に依頼するか、自分で行うこともできますが、面 倒なので多くは自動車解体業者に任せてしまうことになるでしょう。

そのため通常、自分でおこなう廃車手続きと言えば、一時抹消登録のことを指し、クルマを解 体する場合の永久抹消登録の廃車手続きとは区別して理解していなければいけません。

廃車手続きでそんするまえに

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