死後離婚という言葉を聞いたコトがありますか?
聞いたコトがない既婚者の男性は要注意してください。
死後離婚とは、妻が亡くなった後に妻の生前の希望で夫側のお墓に入らない、夫とは一緒のお墓に入らない、分骨なども一切せずに夫側の先祖墓、夫が入るお墓には入らず、妻だけでお墓に入ることです。
妻が自分の両親の先祖墓に入ることを希望している場合も死後離婚に該当します。
生前は仲良し夫婦だったのに死んだらあなたと一緒は嫌です、なんて言われたら夫としてはショックを隠せません。
しかし、意外なコトにも夫と一緒にお墓に入りたい、夫側の先祖墓に入れて欲しい、という妻の数はとても少ないのが事実です。
夫と一緒のお墓に入るならペットと一緒の方がマシなんていう妻も少なくありません。
夫の先祖墓に入りたくないという妻の理由で多いのが、夫の母親とは不仲だった、嫁姑問題で苦労した、夫側の親戚が好きではない、という親戚や義理両親との不仲が多いです。
ただ、この妻の意見に関しては理解を示す夫は多くいます。
だからこそ、先祖墓ではなく夫婦でお墓を購入して一緒に入りたいと言ったのに、それも妻から嫌だと言われたら、どうしますか。
妻が夫と一緒のお墓に入りたくないのは、生前に夫で苦労をしてきた、という意見がほとんどです。
たとえどんなに仲良し夫婦だったとは言え、食事や洗濯、掃除などずっと家庭のことをしてきました。
夫が退職しても家事を手伝ってはくれなかった、私の一生は家政婦みたいな人生だった、と感じている妻が多い様です。
高度経済成長期と言えば、男性は仕事優先で家庭まで手が回せないという人がほとんどでした。
その時に妻が不満があったとしても口にしていなかっただけで、たくさんの我慢と苦労、子育てを独りでしてきた、という思いから死んだ後も夫の世話をしたくないというのが、妻の意見です。
しかも死ぬ寸前まで、この考えを言わない妻が多いのですが、意外にも子供には話している妻が多く、子供としては母親の意見を尊重する傾向が強いです。
こういった考えは時代によって大きく反映されます。