時代が変わっても変わらないのが嫁姑問題です。
女性が社会に出たことで嫁姑問題も新たなる展開に発展しています。
嫁姑問題は同居していたら起こる問題と思われがちですが、実際は同居していなくても嫁姑問題で苦労している女性は多いのです。
反対に夫である男性は同居していないから嫁姑問題を自分の目で見たり聞いたりしないので気付かないことの方が多いです。
同居していなくても連絡をとる手段があるからです。
それは電話という文明技術です。
電話が誕生したことで、いつでも時間を気にすることなく、日本全国どこからでも連絡をしようと思えばできます。
そのため別居をしているのに毎日、姑から電話がかかってくるというケースもありました。
別居している場合、嫁よりも姑の方が生活に干渉してくるケースが非常に多いです。
その理由として、姑側が話し相手が欲しいからということもあるようです。
特に舅が定年退職をしていると家に1日中いることで姑がストレスを溜め込んでいるケースも少なくありません。
また舅が家にいるけど会話の内容がなにもない、仲が良くないから会話をしたくないという姑と舅の関係も大きく影響します。
舅と姑が仲が良ければ2人で外出したり旅行に行ったりなどで、嫁に文句や嫌味を言う時間がありません。
しかし今は電話ではなくスマートフォンの時代です。
嫁姑問題もより難しくなってきます。
高齢者がスマートフォンを利用しているいちばんの理由は孫の写真が送られてくるからです。
高齢者の多くがスマートフォンよりも普通の使い慣れた携帯電話の方が使いやすいと言いますが、嫁や息子がスマートフォンを利用しているとどうしてもスマートフォンにしなくてはいけないケースも多くあります。
スマートフォンを利用すれば写真の送受信が可能なだけでなく、テレビカメラなどで電話の向こうを見るコトができます。
そのため、テレビ電話で大きくなった孫を気軽にみることができます。
嫁側としては七五三やクリスマスなどのイベント時に写真を簡単に送ることができるので便利です。
便利ではあるスマートフォンですが、やはりそこには色々と嫁姑問題もはらんでいます。
最近は電話ではなくLINEアプリなどで簡単ややりとりからケンカにまで発展することが珍しくありません。
LINEアプリなどのメッセージだと送った側と受け取った側で内容に対しての解釈の違いが起こることがあります。
自分はこういう意味で送ったわけではないのに、義母が嫁がひねくれた解釈をしてくれたというものです。
その場で口に出してくれるならまだいいのですが、後々になってから知ることもあります。
この様に時間が空いてしまった誤解に関しては穴埋めがとても難しいです。
便利になった世界で一方でトラブルも起こりやすくなっているので気を付ける必要があります。