会社の上司が部下の女性に対して、結婚しないのか?という発言は、セクハラに当たるのでしょうか?
結婚しないの?という言葉は決して悪い言葉ではありません。
一昔前は、女性だけでなく男性社員に対しても結婚の意志を聞く上司は多くいました。
同じ職場で若い後輩社員が結婚をした時に、「お前は結婚どうすんだ?」と会話のひとつとして出てきます。
結婚をする意志がない人にとっては嫌な話題と言えばそうなのかもしれませんが、結婚をしたいけど相手がいない人にとっては、出会いがあるかもしれない発言だからです。
お前は結婚しないの?と聞かれて、結婚したいんですけど相手がいないんです、と答えたら、じゃあ俺の知り合いでいい人いるから会ってみないか?という話しの流れになることも多数あったからです。
実際、お見合いの仲介が会社の上司だった、という夫婦も多くいます。
今の若者ではあまりないのかもしれない話しですが、一昔前は合コンというモノもなく、お見合いが一般的でした。
会社の上司からの紹介でくる相手が悪いと言うわけでなく、そこそこキチンとした家庭の人を紹介してくれることも多く、その相手と結婚したことで出世したという人も少なくありません。
反対に上司から会社の社員を紹介される相手にとっては、会社で信頼出来る人間でありしっかりと仕事をしているという安心感が持てます。
そのため意外にも1回会っただけでトントン拍子で話しが進んで、あっという間に結婚が決まったというケースが多かったです。
仲介人が会社の上司だから仕事面に関しての不安もないし、紹介相手が取引先の子供だったりするので意外にも出世のチャンスがあったりします。
上司が恋のキューピッド役になるというのは珍しくありませんでした。
背景には、会社が有利になるというコトもありましたが、家庭円満に恵まれて子供もいる理想的な家庭を築いた人もいます。
そういう時代を過ごして来た人、実際その言葉で結婚できた人にとっては悪い言葉ではなかったハズです。