自分が死んだ後のコトを考えたコトはありますか?
お葬式はどんなスタイルでして欲しいか、声をかけるのはごくごく親しい身内や友達だけか、お骨はどうしてほしいのか、などの会話を家族や夫婦間でしていますか?
今、日本では死後離婚が妻たちの間では当たり前となりつつあります。
死後離婚とは、夫とは一緒のお墓には入らず、妻の希望している所にお骨を入れます。
夫の多くは先祖代々が入っている先祖墓に入ると思っている人がほとんどですが、一方妻側は夫の先祖墓には絶対に入りたくないという意見が圧倒的に多いです。
夫側の先祖墓に入りたくない理由は、大きく分けると3つあります。
1つめは、お墓が田舎の方にあって普段から墓参りに来る様な場所ではないから、寂しい場所だからイヤだという意見。
2つめは、姑から嫌味などを言われたり散々嫌がらせをされたりしたから姑が入っている夫側の先祖墓はイヤだという意見。
3つめは、夫と不仲で生前から離婚をしたかったけど離婚したら経済面で生活出来ないから離婚せず我慢して生きていたから死んでまで一緒の墓には入りたくないという意見。
嫁いびりという言葉がある様に、姑で苦労をしてきている女性は多くいます。
お金の使い方や料理の味付け、子供の世話や教育方針などで姑から色々と言われて苦労をしていたし、そもそも姑に好かれていないというのも大きな要因ではあります。
外で仕事をしていて疲れているからと、家庭や育児にノータッチだった男性のほとんどは団塊世代です。
家庭は妻に全てを任せてきたという夫からすれば、あなたと一緒のお墓なんて嫌です、私は自分の好きな場所にお墓を作りますから、と言われて思わずビックリする夫も多いです。
なぜなら、女性よりも男性の方が死後のコトは考えていないからです。
それどころか、先祖墓があるからそこに入ればいい、という楽観的な考えもあります。
それに対して、夫や姑で苦労してきた妻は死後離婚を望むケースが年々増加傾向にあります。
死後離婚が当たり前となりつつある背景には、納骨堂の存在もあります。
納骨堂は年間の管理料も安く、購入時もお墓より格安の価格で購入することができます。
そして交通の便が良い立地にあることが多いです。
人間、いつかはどんな形かは人それぞれですが必ず死はやってきます。
死んだ後でも後悔しない様に生前にしっかりと家族や夫婦で話し合うことを心がけましょう。