出逢いがあれば別れもある春の季節。
進学や就職で仲の良かった友達や恋人と離れてしまう季節でもあります。
それは、家庭内にもあるのです。
子供の高校の卒業式から帰って来たら、突然目の前に差し出される1枚の紙切れ。
その紙切れに書かれいる文字は『離婚届』で、妻は全ての欄を埋めて承認者のサインと印もあって、あとは夫が書けばスグに提出できる様な状態になっています。
3月、4月は、離婚届が多いシーズンでもあるのです。
3月、4月の離婚で、離婚を申し出たのが妻側というのはとても多いです。
なぜなら、妻は子供が卒業するタイミングをずっと前から待っていたからです。
離婚届を突然渡されてビックリした夫が子供に聞いて見ると、子供は母親が離婚したがっていたこと、自分が学校を卒業したら離婚することを知っていたというケースは非常に多いです。
妻が離婚したがっていた、離婚を決意していたことを知らなかったのは家庭内で夫だけなのです。
子供に離婚話を話している母親の場合、子供が卒業する寸前ではなく入学した時に話しをしているケースがほとんどです。
それは、卒業後に子供が困らない様に、この学生時代に卒業後の進路を自分で決めておきなさい、という母親からのムチでもあるのです。
そのため多くの子供が、就職を決めていたり、進学の場合は大学費が免除になるように学生時代にしっかりと勉強してトップの集団にいたり、奨学金の手続きをしたりしています。
母親も家計をやりくりして自分が離婚すると決めた時までに子供の入学金や入学金の一部をしっかりと蓄えていて、子供の負担を少しでも減らそうと節約生活をすごしています。
長年からの計画だったために夫が離婚を拒否すれば、妻は荷物をまとめて一方的に家を出て行くことがほとんどです。