離婚で孫と会えない祖父母が増加中

投稿者: | 2016年11月30日

幼い子供がいる家庭で離婚が生じた場合、子供は親権をとった親が子供を連れて行きます。

再婚による連れ子の場合は、離婚が生じても再婚相手が連れ子を引取ることはほぼありません。

また、父親が違う場合も血縁関係がない子供を元夫に押し付けることは難しいです。

中には血縁関係がなくても自分の子供として愛情を注いで育ててきたからと親権を得るために裁判するケースもあります。

離婚をして両親がバラバラになってしまう子供も可哀想ですが、もっと辛いのは孫に会うことができない祖父母です。

親権を得た方の祖父母は、孫といつでも会うことができるし今までと何も変わらずの関係を孫と築けますが、親権を得られなかった方の祖父母は離婚をしたとしても孫には変わりないのですが、会う機会が皆無になってしまいます。

離婚をした時に子供がある程度成長していて中学生や高校生であれば、親が離婚しても祖父母に自分から会いに行くこともできれば、連絡をとる手段がいくらでもあります。

しかし子供が幼いと、自分から祖父母に会いに行く手段もなければ連絡をとる手段もありません。

親権を取った親が子供が元パートナーの両親に会うことを快く思わないのも事実です。

更には子供に少しでも新しい環境に慣れて欲しくて、祖父母が孫に会うことを一生許可しない親もいます。

自分の子供が離婚したとしてもその子供との間に血縁関係があるなら、祖父母からすれば孫にはかわりないのです。

海外では離婚をしても子供がどちらの親にも会う権利があるとして、週1や週2回で子供と会う約束を設けてくれます。

そのため祖父母が孫と会うことは可能であり、孫が成長して行く姿を見るコトができます。

未だに日本の離婚では子供の意思が尊重されるのは難しいです。